多機能3DプリンターSnapmaker CNC加工で使用するエンドミルについて

多機能3DプリンターSnapmaker CNC加工で使用するエンドミルについて

この記事では多機能3DプリンターSnapmaker CNC加工で使用するエンドミルについて
標準添付品、オプション品、サードパーティー品について解説します。

詳細はSnapmaker Wiki CNCビットのページに記載されております。
またMake:Japanの記事「揃えておきたいCNCのエンドミル6種」についても参考にさせていただきました。

Snapmaker Artisanに標準添付されるエンドミルは3種類

Snapmaker Artisanに標準添付されるエンドミルは3種類です。

  1. Straight Groove V-bit
  2. Flat End Mill(Single-flute)
  3. Flat End Mill(Double-flute)


Straight Groove V-bit

Vビットは面取り、エッジのバリ取り、文字の彫刻などに使用されます。
3D加工でも使用しますが、わたしは未経験のためこれから挑戦したいと思います。


Flat End Mill(Single-flute)

フラットエンドミルは大量の材料を除去するのに最適で、荒削りからポケットや 2D 輪郭の切断まで、あらゆる用途に広く使用されています。
フルートは刃の間に形成された溝を指し、ワークピースから切削屑を排出するのに役立ちます。
シングルフルートの方がよく切削屑が排出されるようです。


Flat End Mill(Double-flute)

フルートが螺旋状になっています。
スパイラル フルートは、アップカットとダウンカットの 2 つのカテゴリにさらに分けられます。
2種類のスパイラルの違いは、チップが排出される方向を決定するため、非常に重要です。

スパイラルアップカットビットはビット本体の周りを時計回りに巻き付け、切断されるワークピースからチップを引き離します。
一方スパイラルダウンカット ビットはビット本体を反時計回りに巻き付け、切削時にチップを押し下げます。
wikiでみると、標準のFlat End Mill(Double-flute)はアップカットのようです。


標準添付品のコレットはER11規格

標準添付品のコレットとナットはER11規格です。

コレット:
モジュールに付属するコレットはER11-A 1/8 インチ標準コレットで、シャンク径 3.175 mm の CNC ビットをサポートします。

ナット:
モジュールに付属するコレットナットは ER11 ナットで、さまざまなサイズの ER11 コレットで使用できます。

合計で、直径 0.5 mm (0.02 インチ) から 6.35 mm (0.25 インチ) までの 100 種類以上の CNC ビットをサポートします。

後述するAmana Toolの6mm径シャンクのエンドミルを使用するには6mm径に対応したER11コレットを別途用意する必要があります。


Amana Toolのエンドミルをオフの店で購入

Amana Toolのエンドミルを2種類オフの店ウェブショップで購入しました。
オフの店は品揃えが豊富で商品の説明も丁寧にされていて安心して購入できます。
わたしもオフの店でBORAのクイックワークスタンドやKDSメタルパラレルクランプなどを購入し愛用しています。

Amana Toolはツールデータベースが提供されている

Amana Toolの良いところは主要CAD・CAMソフトウェアのAutodesk FusionとVectric社ソフト用のツールデータベースが提供されている点です。
こちらのオフの店ウェブショップのページに解説があります。

46025-Kはオフの店とAmana ToolサイトのTool Listにも対応表記がなかったのですが、Autodesk Fusionへツールデータベースをインポートしたところ、ツールデータがありました。
対応表記がない場合でもAmana Toolのウェブサイトからダウンロードできるツールデータベースの
最新版にはツールデータが含まれている可能性がありますので確認してみてください。

SPEKTRAコーティング加工で通常の2.5倍の長寿命

SPEKTRAのロゴがあるエンドミルは長寿命となっています。
多少高くても長く使えるほうが良いと思いSPEKTRAのシリーズを使用しています。
以下オフの店の紹介ページからの引用です。

“Amana ToolのSpektraルータービットを象徴するこの美しいブルー基調のグラデーションカラーは、最新鋭のnACoナノコンポジットコーティング(極薄のセラミックコーティング)によるものです。通常の超硬合金の硬度が1800HV程度であるのに対してnACo®コーティングを施したSPECTRAビットの刃先はその約2.5倍にもなる約4,500HV(ビッカース硬度)という驚異的な硬度を獲得。
また、コーティングが高熱や酸化などビットの劣化を招く要素からもビットを守るので最高品質の切れ味がいつまでも低下しにくく長持ち。コーティングなしのビットに比べ最大2.5倍の圧倒的な長寿命性を実現しています。使用するうちに美しいブルーの色が消えてしまってもご安心下さい。nACo®コーティングの強靭な皮膜はなくならずに効果はずっと持続します。”

オフの店AmanaTool紹介ページより

Amana Tool 48403-K シャンク径6mm

Amana Tool 48403-K 樹脂/木用 Spektra 2枚刃 ストレートボールノーズ
6mm軸 刃径6mm 刃長25mm アップカットスパイラル 超硬ソリッド
こちらはボールエンドミルです。アールをつける加工がしたいので購入しました。(オフの店の商品ページ

Amana Tool 46025-K シャンク径6mm

Amana Tool 46025-K CNC Spektra 2枚刃 モーティスコンプレッションスパイラルビット
6mm軸 刃径6mm 刃長22mm 超硬ソリッド
無垢材やMDFなどのポケット加工、浅い溝、ほぞの加工に良いようです。(オフの店商品ページ

以上、多機能3DプリンターSnapmaker CNC加工で使用するエンドミルについて解説しました。
今後、CNC加工の実践解説も記事にしていく予定です。

多機能3DプリンターSnapmakerの魅力・メリットについてまとめた記事はこちらです。

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